いつかのわたしのために

あっという間に7月になった。

退職してからというもの、私がどんな毎日を過ごしていたかというと、ただ寝る。起きる。食べる。スマホをいじる。以上。ってな具合。

人間はいつまでこんな生活を続けられるのかなあなんて天井をぼんやり見上げて考える。

地の果てまで落ち込んで、私は一生このままで、一生ひとりで、もう死んだほうがいいのかもしれないなんてぼんやり考えたり。

かと思えばその数分後には炒飯を作るためキッチンに立っている。

声を殺して泣いていたかと思えば、その数時間後には好きなアイドルからの供給に心を弾ませてる。

なんだこれは?情緒不安定か?

でもこんな感じで私はだらだらと日々を生きている。

世の中にはたくさんの言葉があふれている。たくさんの考え方、価値観。
【○○歳までにはこうしたほうがいい。】【○○歳なんだから○○しないと。】
そんなあほみたいな価値観に私は囚われ、自分を苛め抜き、そして疲弊している。


「これが、ありのままのわたし!」なんて大声で叫んで、白いひらひらのワンピースでも着て、原っぱの真ん中でルンルンと踊れるくらい強くなれたらいいのに、こんなにも人の目を気にして生きてしまうのは誰かに否定されたり変に思われるのが怖いからだ。
この恐怖って、どうすれば払拭されるんだろう?
私の考え方次第?大人になったら勝手に大人になると思ってた。でも違うね。

正直、ずっとこのままでいたら考えすぎな性格と自己肯定感の低さが災いして、いつか本当に精神的におかしくなってしまうのではないかと怖くなる。一体私はこのままどこへいくんだろう。

たとえるなら、一人で太平洋のド真ん中に、着の身着のまま、頼りないヨットで放り出されたような、そんな気分。一体どこへどう向かえばいいのかもわからず。もしも嵐がきたり、海洋生物に襲われたりしても、自分を守る術もわからず。

その不安が肥大していく。今これを打ちながら思ったけど、そんな私ができることって生きていく術を少しずつでも身に着けていく。できることからこつこつ学ぶってことなのかもしれない。できることってなにかな。

体力が未だ回復せず、立ち上がる気力がない(そしてそんな自分をもう一人の自分が「甘ったれたこと言うな!」「もう体力回復するくらい休んだのでは?」と怒鳴っていて、ストレス)でも何もしない時間は、何もしてないわけじゃない。

きっとこの時間がないと、私は前には進めない。いつか未来の私がそう思ってくれることを願おう。まあ、死にはしないし、どうにかなる。